ほめワン
← 読みものに戻る
コミュニケーション

褒められたときのリアクションどうする?苦手な人のための受け取り方と返し方

褒められたときのリアクションに正解があるとすれば、それは「ありがとうございます」と受け取ることです。うまく返す必要も、気の利いた言葉も、実はいりません。

「褒められるのが苦手」「どんな顔をしたらいいか分からない」「なんて返せばいいの?」——そんな悩みを持つ人は、実はとても多いです。この記事では、褒められたときの受け取り方と返し方を、苦手な人向けにやさしく整理します。

なぜ褒められるのが苦手なのか

褒められて居心地が悪くなるのには、ちゃんと理由があります。

  • 自己評価とのギャップ — 「自分はそんな大したものじゃない」という気持ちと褒め言葉がぶつかる
  • 謙遜の文化 — 素直に受け取ると「調子に乗っている」と思われそうで怖い
  • お返しのプレッシャー — 何か気の利いた返しをしなければ、と焦ってしまう
  • 慣れていない — 単純に、褒められた経験が少なくて処理の仕方が分からない

どれも自然な反応です。苦手なのはあなたの性格の欠点ではなく、ただ「受け取る練習」の機会が少なかっただけ。ここから少しずつ慣れていけば大丈夫です。

やってしまいがちなNG反応:「全否定」

謙遜のつもりで、こんな返しをしていませんか。

「いやいや、全然そんなことないです」

「これ、大したものじゃないので…」

「たまたまです、まぐれです」

実はこれ、相手の視点で見ると「あなたの感想は間違っています」と言葉のプレゼントを突き返しているのと同じなのです。褒めた側は少し寂しくなり、「この人には褒め言葉を贈りにくいな」と学習してしまいます。

謙遜そのものが悪いわけではありません。ただ、相手の言葉をまず受け取ってから、が順番です。

基本形は「ありがとう+ひとこと」

返し方の基本形はとてもシンプルです。まず「ありがとうございます」と受け取る。余裕があれば、そこにひとこと足す。これだけです。

「ありがとうございます。うれしいです」

「ありがとうございます。そこ、実はこだわったところなんです」

「ありがとうございます。そう言ってもらえて、続けてきてよかったです」

「ありがとうございます。〇〇さんに言われると特にうれしいです」

2つ目の「実はこだわった」型は特におすすめです。相手は「見る目があった」ことになり、会話も自然に広がります。褒めた側も受け取った側も、両方うれしい返し方です。

どんな顔をすればいいか分からないとき

表情に迷ったら、無理に取り繕う必要はありません。照れているなら、照れた顔のままで大丈夫です。「照れますね」「なんだか照れくさいです」と、今の状態をそのまま言葉にしてしまうのが、いちばん自然で感じの良いリアクションになります。

褒めた側は、完璧なリアクションを求めていません。「ちゃんと届いたんだな」と分かれば、それで十分うれしいのです。

「褒め返し」は無理にしなくていい

褒められると「自分も何か褒め返さなければ」と焦りがちですが、これは不要です。その場で無理やりひねり出した褒め返しは、社交辞令に聞こえてしまい、もらった褒め言葉の価値まで下げてしまうことがあります。

褒め返したい気持ちがあるなら、あとで、別の機会に、本当に感じたことを伝えるほうがずっと届きます。今日のところは、受け取るだけで完了です。

受け取る練習は、自己肯定感の練習でもある

褒め言葉を素直に受け取ることは、「自分には受け取る価値がある」と認める練習でもあります。最初は違和感があっても、「ありがとうございます」と口に出しているうちに、心が少しずつ追いついてきます。

ほめワンは、褒め言葉を受け取る練習にぴったりの場所です。投稿すれば、あなたの頑張りに褒めコメントが届きます。画面越しなら、対面より受け取りやすいはず。「ありがとうございます」から始めてみませんか。