人を褒めると自己肯定感が上がる?褒めることが自分に返ってくる理由
他人を褒めることは、めぐりめぐって自分の自己肯定感を高めることにつながります。鍵は「良いところを見つける目」。他人の良さを探す習慣は、やがて自分自身の良さにも気づける目を育ててくれるのです。
「自己肯定感を上げたい」と思ったとき、多くの人は自分磨きや成功体験を思い浮かべます。でも実は、「人を褒めること」という意外な近道があります。この記事では、その仕組みを順番に説明します。
褒めるとは「良いところを見つける練習」である
人を褒めるためには、まず相手の良いところに気づかなければなりません。つまり褒める人は、日常的に「良いところ探し」のトレーニングをしていることになります。
人間の脳は、意識しているものを見つけやすくできています。赤い車を買おうと思った途端、街中の赤い車が目につくようになる——あの現象です。「良いところを探すモード」で毎日を過ごしていると、世界の良い面がどんどん目に入るようになります。
その「目」は、やがて自分にも向く
ここが一番大切なポイントです。他人の良いところを見つける目は、自分にも向きます。
「彼女は毎日コツコツ続けていてえらいな」と気づける人は、いつか「そういえば自分も、地味だけど続けていることがあるな」と気づけるようになります。他人の小さな頑張りを褒められる人は、自分の小さな頑張りにも価値があると認められるようになるのです。
逆に、他人の欠点ばかり探す習慣がある人は、自分の欠点も同じ厳しさで裁いてしまいます。他人への眼差しと自分への眼差しは、実は同じものだからです。
褒めると、あたたかいものが返ってくる
褒めることの効果は、心の中だけにとどまりません。現実の人間関係も変わります。
- •感謝される — 「ありがとう」「うれしい」という反応が直接返ってくる
- •関係があたたかくなる — 人は自分を認めてくれる人に好意を返します(返報性)
- •自分も褒められやすくなる — 褒め合える関係の中に入っていける
「自分の言葉で誰かが喜んでくれた」という体験は、それ自体が「自分は人の役に立てる存在だ」という実感になります。これは自己肯定感の、もっとも健全な材料のひとつです。
「与える側」に立つと、心は安定する
褒められるのを待つだけの状態は、実は少し不安定です。評価が来るかどうかを自分でコントロールできないからです。
一方、褒める側に立つと、主導権は自分にあります。今日誰かの良いところをひとつ見つけて伝える——これは天候にも他人の機嫌にも左右されず、自分の意思だけで実行できます。「自分から与えられるものがある」という感覚は、承認を待つだけの毎日よりずっと、心を安定させてくれます。
今日からできる、小さな実践
難しく考える必要はありません。こんな小さなことから始められます。
- •1日1回、誰かの良いところを心の中で見つける(伝えなくてもOK)
- •見つけることに慣れたら、週に1回は言葉にして伝えてみる
- •寝る前に、自分の「今日の小さな頑張り」もひとつ見つける
「今日もちゃんと起きた」
「面倒なメールを後回しにしなかった」
「疲れてたけど、夕飯を作った」
最後の「自分の頑張りを見つける」が自然にできるようになったら、それはもう自己肯定感が育ち始めているサインです。
まとめ:褒めることは、自分へのプレゼントでもある
他人を褒めることが自己肯定感につながる仕組みを、整理するとこうなります。
- •褒めるために「良いところを見つける目」が育つ
- •その目は、やがて自分自身の良さにも向く
- •感謝や好意が返ってきて、人間関係があたたかくなる
- •「与えられる側」から「与える側」に立つことで、心が安定する
ほめワンは、この実践の場としてつくられたサービスです。誰かの小さな頑張りを褒めることも、自分の小さな頑張りを褒めてもらうことも、どちらもできます。良いところを見つける目、今日から一緒に育てていきませんか。